風俗で働く女の子にとって避けられないのは、アソコの病気(STD)です。
衛星器具をつけていれば、たいていの病気は防ぐことができますが、万が一に防ぎきれなかったことを考えないといけません。自分の身は自分で守る。もしものときのために、知っておいて損はない病気の知識です。

風俗で働く女の子の性病対策

尖形(せんけい)コンジローマ※ヒトパピローマウイルス(HPV)

性器にイボが! 女性感染率上昇中
性器や肛門周辺にニワトリのトサカ(カリフラワー状)もしくは乳頭のようなイボができます。全STD感染者の5%を占め、特に女性感染者が増加中。感染源はヒトパピローマウイルス(HPV)で、良性型(イボができるもの)と悪性型(イボができないもの)に分かれます。良性型は尖形コンジローマの感染源。悪性型は子宮頸がんの原因のひとつと言われています。

感染の可能性がある行為

コンドーム無しのセックス コンドーム無しのアナルセックス フェラチオ クンニリングス シックスナイン 素股

※性行為以外でも、皮ふの傷口から感染することもあります。良性型のHPVが感染源

予防法

コンドームの着用

発症までの潜伏期間

【女・男とも】約3週間〜8ヶ月間

症状は出る?

【女・男とも】性器付近にうすピンク色や茶色のイボが発生し、症状が分かりやすいです。軽い痛みやかゆみが出ることもあります

主な症状

【女】大小陰唇、膣前庭、膣、子宮頸部、肛門内、肛門周辺、尿道などにイボが発生
【男】陰茎、亀頭、包皮の内側、陰のう(玉袋)、肛門内、肛門周辺、尿道などにイボが発生

治療期間

症状により変わります
※治癒後、最低3ヶ月は再発がないことを確認する必要があります

治療法

電気メスやレーザーを使う焼却法、液体窒素による凍結療法などでイボを切除。軟膏を塗布する方法もあります

感染の可能性

感染者は急増しています

注意

イボを取り除くことはできますが、現在はそれ以上の治療はできません。表面上、症状が消えてもウイルスが潜在していることがあり、3ヶ月以内に約25%は再発するといわれています。治療後も最低3ヶ月は様子を見守りましょう。 また、母子感染の可能性もあります。

※このページの掲載内容は、無断転用しないでください。掲載内容の管理は「らぶぼにーた」、監修は「STD研究所」が行っています