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本当にあった私の体験談           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

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本当にあった私の体験談 VOL.126
川柳オヤジと私

  
東京都 ゆり 24歳


嫌われないように必死に生きているのに、やっぱり嫌われるようなことになってしまう私は、ほんとうにダメなヤツです。これまでの人生を振り返ってみると

なぜか一人(why)

いつもふられる(when)

どこでも嫌われる(where)

誰にも相手にされない(who)

何をやってもうまくいかない(what)

どんなことしてもダメ(how)

中学で習う5W1Hがそのまま適用できるのです。

自分の性格を治したくて、宗教じみたセミナーや、カウンセリングをうけたりしましたが、あまり効果はなし。
結局、最後は、私を理解してくれない他人が悪い、と他人のせいにして終わりになりました。

どうして私一人が嫌われ者、なぜ皆はあんなに楽しそうなんだろう……何度も何度も思っていました。

そこで自分の性格を根本的に変えるためには、もっと刺激の大きいことをしなくちゃダメと思い、ある決断をしました。風俗をすることです。

風俗嬢になれば、少しは私の体目的でも、人に振り向いてもらえるのではという安易な思いからでした。

そうすれば、私の性格も変わるんじゃないかと思ったからです。

そして風俗求人誌に出ているお店に、私でも雇ってくれそうなところに電話をかけて、やっと5件目の面接で採用されたのです。

しかし、ここでもやはり人気が出ませんでした。一日何人かフリーの客さんをつけてもらったんですが、指名がぜんぜん返ってきません。

友達にお客さんとメール交換をすれば、中には来てくれる人がいるよ、と教えられて、名刺にメールアドレスを書き込みましたが、全然メールが来ません。

それで私は、半分自暴自棄になって、自虐5W1Hを名刺に書いて「こんな奴ですが、見捨てないで〜」とお客さんに渡しました。
この瞬間、私の中で、何かがパチンとはじけたような気がしました。

こんな自爆攻撃に大半のお客さんは苦笑して終わってしまいました。

でも面白がってくれる年配のお客さんがいて、「君はおもしろいねぇ。ワタシと趣味が合いそうだね」と指名してくれるようになりました。

そのお客さんは、俳句、川柳好きの方で、いろいろ俳句をつくっては詠んでいきました。

「たらちねの母の乳はいいモンダ〜〜〜〜これはね、2つ言葉がかかっているんだ。“たらちね”っていうのは乳が“垂れてる”っていうのと母にかかる枕ことば。“モンダ”っていうのは、ははは分かるだろう」

こんな川柳オヤジですが、嫌われ者の私にとっては、初めての指名客でしたので、本当にうれしかったのです。

何回かその人が来るうちに、最後に私が名刺の裏に、今日の感想を俳句にして渡すというルールができてしまいました。


「白露を集めて垂れるコウベかな」

コトが終わったあとにこの句を詠むと、川柳オヤジが絶賛してくれました。

こんな風にして、俳句と体の交流を続け、これがちょっとした自信になって、いまでは指名もそこそこ取れるようになり、3Wぐらいに嫌われ度が減ったと思います。川柳オヤジに感謝です。

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